十二所神社は,村上市の中心から北北東5.5キロメートル,旧朝日村の下中島地区に鎮座する。
社地は三面川の左岸,水明橋の北である。
「神社明細帳」(明治十六年)に「岩船郡下中島字元林 無格社・十二所神社」とある。
大己貴命と少彦名命を祭神とし,創立は天明元年(1781)の創立と伝える。
明治四十三年(1910)に社殿を改築したが,それ以前は九町(約1キロメートル)ほど離れた山中に鎮座したともいう。
社殿には力強い装飾が見られる。
境内に水神の石塔がある。
社地の正面で三面川と高根川が合流し,はるか先には鷲ケ巣山(わしがすさん,1093m)が聳える。
(新潟県村上市下中島)
2012.7.7, 2014.8.2