新潟県神社探訪

大貝社(長岡市小国町大貝〈おぐにまちおおがい〉)

小国町大貝の大貝社社頭
大貝社は,旧刈羽郡小国町の南端に鎮座する。大貝地区はかつては旧中魚沼郡川西町(現十日町市)に属したが,昭和二十七年(1952)に刈羽郡小国町に編入した。
社地は集落から少し離れており,むしろ隣の三桶(みおけ)地区に近い。
当社は元は大山祇命を祭神とする十二社であった。「神社明細帳」(明治十六年)に「中魚沼郡仙田村ゝ内大貝分字大貝町 無格社 十二社」とある。
明治四十年(1907)に八幡社(応神天皇)を合併し,地名により社号を大貝神社と改めた。
小国町大貝の大貝社社殿正面小国町大貝の大貝社拝殿向拝部分小国町大貝の大貝社拝殿社号扁額
緑陰に簡素な社殿が建つ。
小国町大貝の大貝社拝殿内部小国町大貝の大貝社拝殿天井絵
拝殿内には,欄間の彫刻や天井絵が見られる。

小国町大貝の大貝神社境内小国町大貝の大貝神社境内石祠
境内には昭和五十八年(1983)に小国町が天然記念物に指定した大杉がある。

(新潟県長岡市小国町大貝辰357)
2012.6.30


旧 小国町神社