諏訪神社は,JR(信越本線)矢代田駅の西北西2.8キロメートル,旧小須戸町役場の西に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「中蒲原郡小須戸町村字□□ 村社・諏訪神社」とある。
正治元年(1199)創立で,健御名方命を祭神とする小須戸町の産土神である。
明治五年(1872)に村社に列せられた。
明治四十五年(1912)に住吉神社(延宝七年〈1679〉創立で,祭神は表筒男命)と字町浦の神明神社(元禄三年〈1690〉創立で,祭神は天照皇大御神)を合併した。
このうち住吉神社は,明治元年(1868)兵火によって焼失し,翌年再建されていた。
明治六年(1873)に再建された拝殿は,破風屋根を持つ重厚な建築である。
拝殿の背後に本殿が建っている。
明治四十五年に諏訪神社に合併された住吉神社の故地には石碑(住吉神社古殿地)が建っている(商工会館の前)。
(新潟県新潟市秋葉区小須戸3732)
2012.6.24