新潟県神社探訪

戸隠神社(長岡市小国町武石〈おぐにまちたけいし〉)

小国町武石押切の戸隠神社社頭
戸隠神社は,JR(信越本線)塚山駅の南5キロメートル,旧刈羽郡小国町武石の押切地区に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「刈羽郡武石村字萬日平 無格社・戸隠神社」とある。
加瀬民部なる者が京都の乱を避けて一族とともに小国谷に移り住み,応仁二年(1468)この地を開拓した。先祖から奉祭してきた戸隠の神を鎮守として現在地に社殿を建てたのが発祥である。
武石の一部の産土神で,祭神は手力雄命である。
明治十三年(1880)に社殿を改築した。明治十六年(1883)に村社となった。
小国町武石の戸隠神社社殿小国町武石の戸隠神社拝殿の額
小国町武石の戸隠神社拝殿の向拝部分(左)小国町武石の戸隠神社拝殿の向拝部分(中央)小国町武石の戸隠神社拝殿の向拝部分(右)
拝殿の向拝部分。
小国町武石の戸隠神社拝殿の本殿の屋根小国町武石の戸隠神社本殿(組物)
本殿の細部。

小国町武石の戸隠神社境内
「明細帳」は境内神社を四社記録している。山神神社(大山祇命),稲荷神社(保食命),愛宕神社(祭神不詳),塞神神社(八衛比古命,八衛比売命,久那斗ノ神)である。
今,それらの社殿は見当たらない。本社に合併したのであろう。

(新潟県長岡市小国町武石)
2012.5.4


旧 小国町神社