多賀神社は,JR(磐越西線)津川駅の西3キロメートル,旧津川町の大牧地区に鎮座する。社地は国道49号に接している。
「神社明細帳」(明治十九年)に「東蒲原郡清川村字大牧 無格社 多賀神社」とある。
同資料によれば,延宝三年(1675)の創立で,元は帝釈神社と称したが,明治三年(1870)に現社号に改めたという。
祭神は伊邪那岐尊である。
向拝の付いた入母屋造りの立派な拝殿である。
龍の彫刻も力強い。
流れ造りの本殿は,石積みの土台の上に建ち,彫刻の施された脇障子が付いている。
境内に,山神社ほか石祠や石塔が並んでいる。
(新潟県東蒲原郡阿賀町大牧)
2012.4.29