六所社(ろくしょしゃ)は,JR(信越本線)見附駅の北西5キロメートル,刈谷田川の左岸に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「南蒲原郡六所興野字居浦郷 無格社・六所社」とある。
祭神は大己貴命である。
創立の経緯はふめいだが,慶長年間(1596-1614)にこの地を開発するにあたって武蔵国多摩郡(府中市宮町)の六所権現(現在は大国魂神社)を勧請し,村名を六所興野としたとも伝える。
簡素な社殿であるが,木鼻などに彫りの深い彫刻が見られる。
(新潟県長岡市六所甲)
2011.10.15