諏訪神社は,旧南蒲原郡中之島町の大沼新田に鎮座する。
社地は,刈谷田川と中之島川に挟まれた水田地帯で,約2キロメートル北で二つの川は信濃川に合流する。
「神社明細帳」(明治十七年)に「南蒲原郡大沼新田字村裏 無格社・諏訪神社」とある。
寛永十七年(1640)に新田が開発された際に勧請されたという。
祭神は,健南方命である。
大正元年(1912),字和田に鎮座した諏訪神社(健南方刀美命)を合祀し,同九年(1920)に再建した。
参道には中国様式の獅子が置かれている。
社殿はコンクリート造である。
昭和三十六年(1961)の第二室戸台風で社屋が崩壊し,昭和四十二年(1967)に再建されたものである。
(新潟県長岡市大沼新田)
2011.10.15