新潟県神社探訪

乙次神社(新発田市乙次〈おとじ〉)

新発田市乙次の乙次神社外観
乙次神社(おとじじんじゃ)は,JR(羽越本線)中浦駅の北東500メートル,旧豊浦町役場の隣に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「北蒲原郡乙次村字東村中 無格社 神明宮」とある。
創立年月は不明。伝承では,文安三年(1446)飯野城主の黒埼慶半入道藤原勝宗公が巡回のおり,病気がおこったが,境内で休息して神明に祈誓したところ平癒した。その後,毎年奉幣あり近郷の大社となったという。 もと神明宮(由緒不明)であったが,明治三十九年(1907)に西手の稲田姫神社,山ノ神腰の大山祇社,八幡腰の八幡宮,江添の諏訪神社を合併して社殿を改築し,地名をもって社号とした。
祭神は天照皇大御神,健御名方命,奇稲田姫命,品陀田和気尊,大山祇命である。
新発田市乙次神社社殿新発田市乙次神社拝殿の向拝部分
拝殿のしめ縄は北蒲原地区に典型的な様式である。
新発田市乙次神社本殿
本殿部分が修築されている。神明造のようである。

新発田市乙次神社境内の三峯神社
境内に三峯神社を祭る祠が建っている。

(新潟県新発田市乙次)
2011.9.10


新発田市(旧 豊浦町)神社