大山祇神社は,旧岩船郡山北町の荒川口に鎮座する。
荒川が中継川に合流する近くで,JR(羽越本線)勝木駅の東約7キロメートルである。
「神社明細帳」に「岩船郡荒川口村字アケ 無格社・大山祇神社」とある。
承安四年(1174)の創立と伝える古社で,大山祇命を祭神とする荒川口の産土神であるが,創立年月は不詳。
明治四十年(1907),字小峠の八幡神社(應神天皇),字アケの須佐男神社(須佐男尊),字小川向の神明社(天照皇大神),字小川向の多岐神社(湍津姫命)を合併した。
なお「町史」は,瀬織津姫命と石長比売命を祭神に加えているが,詳細は不明。
社殿は奥行きのある妻入様式である。
参道の鳥居近くに石祠が二基あり,それぞれに鳥居がある。一つは稲荷神のようである。
社殿横の古木。
荒川口周辺の景観。
(新潟県村上市荒川口605)
2011.7.9