二荒社は,旧北魚沼郡川口町の北端,小千谷市との境界近くに鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「北魚沼郡荒谷村字前田 無格社・二荒社」とある。
永享(1429-1440)の頃,個人の地内に創立したと伝えるが詳細は不明である。祭神は事代主命である。
社地は集落のはずれの高台で,急な長い石段が続く。
参道を登りきると平坦地になり,杉の巨木と朱の鳥居があり,奥に社殿が見える。
鳥居の向こうに,根元が繋がった杉の巨樹が二本立つ。
社殿前の狛犬。左に阿像,右に吽像が置かれている。
社殿横に手水舎がある。
境内から集落の方を眺める。
(新潟県長岡市川口荒谷)
2011.7.2