稲荷神社は,JR(信越本線)長岡駅の北西800メートルに鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「古志郡長岡町字呉服町 無格社・稲荷神社」とある。
祭神は宇賀魂命で,かつて長岡藩の蠟座(藩の専売品の蠟を管理する役所)に隣接し,鎮火祈願のために祀られていた。
元文元年(1736)の創立という。
廃藩置県後,現在地に移転して祭祀が続いている。
拝殿の扁額にも鳥居にも「蠟座稻荷」とある。
拝殿とは少し離れて本殿が建っている。
(新潟県長岡市呉服町2丁目2-5)
2010.5.15