新潟県神社探訪

稲荷社(長岡市石内〈いしうち〉)

長岡市石内の稲荷社
稲荷社は,JR(信越本線)北長岡駅の南西1.5キロメートルに鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「古志郡石内村字下町 無格社・稲荷社」とある。
祭神は,豊受姫命,倉稲魂命,太田命の三柱である。
創立年月は不詳である。
境内に由緒を記した看板がある。それには社号を「石内妙力七社稲荷社」とあり,由緒が書かれている。
それによると,文政の末(1829頃),千手町の高橋氏による創立である。
その後,その弟で俠客であった高橋綱助(高砂屋綱助)が石井行三氏の宅地に奉還(移転のことか?)した。
弘化二年(1845),上州の国定忠治が綱助にかくまわれて無事であったため,石橋を寄進したという。
その後,何度か焼失したが,昭和五十四年(1979)に再建された。
長岡市石内の稲荷社社殿
簡素な社殿が建っている。
長岡市石内の稲荷社境内
境内に「二十三夜塔」と「妙見宮」の石塔が並んでいる。

(新潟県長岡市石内2丁目5-11)
2010.5.15


旧 長岡市(市街部)神社