松尾神社は,JR(信越本線)柏崎駅の南東13キロメートル,石曾根の西之入地区に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「刈羽郡石曽根村字御堂ケ入 無格社格無之・松尾神社」とある。
祭神は大山咋命である。
旧石曾根村の産土神であるが,創立年月は不詳。延暦二十年(801)に京都の松尾神社から勧請し,弘仁五年(814)に社殿を建造したという伝承もある。
明治四十年(1907)に,字妙法の稲荷神社(倉稲魂命)を合併した。
社殿は,古い部材を活用して修復されている。
社殿の横に,道祖神や馬頭観音の石仏が並んでいる。
「神社明細帳」には境内社として神明社(天照皇大神)と若宮社(應神天皇)の二社(いずれも石祠)が記録されている。
鳥居の脇に狛犬が置かれている(年代不詳)。
社地からの景観。
(新潟県柏崎市石曾根3496乙)
2010.5.8