石動神社は,長岡市の東部の旧栃尾市との境界に近い宮路町に鎮座する。
旧宮路村の産土神で,少彦名命を祭神とする。創立年は定かでないが,拝殿に貼られた「神社のいわれ」には延暦十六年(797)の創立と書かれている。
明治以前は,境内に大弘寺,大弘坊,円寿寺の三ケ寺が建っていたが,明治になって廃した。
明治六年(1873),村社に列せられた。
石段を登り終えると石鳥居と隨神門があり,中に仁王像が置かれている。
石段の上に拝殿が建っている。奉納された絵馬などが見える。
拝殿の背後のさらに一段高い場所に覆屋で保護された本殿が建っている。
(新潟県長岡市宮路町)
2010.5.2