稲荷神社は,JR(越後線)東柏崎駅の北1.2キロメートルに鎮座する。鯖石川の左岸の河口に近い。
「神社明細帳」(明治十六年)に「刈羽郡悪田村字三十歩 村社・稲荷社」とある。
天和三年(1683)の創立で,悪田村の産土神である。社号標に「悪田稲荷神社」と刻されている。
祭神は,倉稲魂命,大年神,御年神である。
社殿は新しい。中越沖地震(2007年7月16日)で被災し,再建されたもの。
境内に獅子山がある。子獅子が蹴落とされている。小川由太郎作(昭和十五年)。
ライオン像は小川由廣の作(昭和十七年)。
(新潟県柏崎市桜木町)
2010.4.3