新潟県神社探訪

北野神社(阿賀町天満〈てんまん〉)

阿賀町天満の北野神社境内入り口
北野神社は,JR(磐越西線)津川駅の南東4.5キロメートル,音無川と常浪川が合流する場所に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十九年)に「東蒲原郡三郷村字天神林 村社 北野神社」とある。
応徳元年(1084年)の創立と伝える。初め天神社と称したが,明治三年(1870)に北野神社と改称した。
三郷村のうち一部集落の産土神であったが,明治六年(1873)に村社に列せられた。菅原道真朝臣を祭神とする。
明治四十年(1907)には村内の白山神社(伊邪那岐尊,菊理比売命,伊邪那美尊)と熊野神社(菊理姫命,伊弉諾尊,伊弉冉尊)を合併した。
阿賀町天満の北野神社拝殿阿賀町天満の北野神社本殿
社殿まで杉の巨木の並木が続き境内は薄暗い。拝殿の裏の石垣の土台に本殿が建っている。
阿賀町北野神社拝殿木鼻阿賀町北野神社拝殿木鼻
向拝柱の彫刻。

阿賀町北野神社境内小祠
「明細帳」は境内社二社を記録する。稲荷神社(天保三年〈1832〉創立で,祭神は倉稲魂命)と厳島神社(元文六年〈1741〉創立で,祭神は市杵島姫命)である。
今,拝殿の横に,忠魂碑や石祠が並んでいるが,詳細は不明。

(新潟県東蒲原郡阿賀町天満)
2009.9.26


旧 津川町地区の神社