須賀神社は,JR(羽越本線)坂町駅の北西2.2キロメートルの金屋地区に鎮座する。
金屋地区の鎮守としては,当社の南方500メートルに八幡宮があるが,その境内社の「素盞嗚神社」が明治二十五年に独立して改称したのが当社である。
「明細帳」に「岩船郡金屋村字宮分 無格社・素盞嗚須賀神社」とある。
宝暦四年(1754)の創立で,祭神は素盞嗚尊である。
大正三年(1914)に,荒川縁新田字吉郎野の諏訪神社稲荷神社合殿(延享二年創立で,祭神は南方富命と倉稲魂命)を合併した。
拝殿も本殿も,屋根が高い。
境内に石祠が数基祭られている。
左の石祠には古峯神社の札が納められており,右手の鳥居の額束には「塞の神」と刻されている。
(新潟県村上市金屋)
2009.9.5