十二社は,JR(越後線)寺泊駅の南2.5キロメートル,宮ケ崎堤の南に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「三島郡町軽井村字尾瀬戸 無格社・十二社」とある。
町軽井の産土神で,國狭槌尊,豊雲野尊,泥土煮尊,大戸道尊,伊弉諾尊,伊弉冉尊,天照皇大御神,忍穂耳尊,瓊々杵尊,火々出見尊,葺不合尊,大山祇命の十二柱を祭神とする。
創立年月などの由緒は不明。
石段を登ると,きれいに屋根を葺かれた入母屋造りの立派な社殿が建っている。
「明細帳」は境内社一社(天照皇大御神を祀る神明社)を記録しているが,未確認。あるいは本社に合併されているのか。
「十二社大神」の額と拝殿を飾る彫刻。
社殿を背後から見る。
(新潟県長岡市寺泊町軽井82)
2009.4.29