新潟県神社探訪

諏訪神社(佐渡市潟端〈かたはた〉)

佐渡潟端諏訪神社参道
諏訪神社は,両津港の南西,加茂湖の西岸に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「加茂郡潟端村字諏方ノ上 村社・諏訪神社」とある。
神前に置かれた神鏡に,正中二年(1325)に信濃の上諏訪より勧請した旨が刻されていたとされるが,明治十一年(1878)に神鏡は紛失した。
天正十六年(1588)の寺社帳に当社の記載があるという。
祭神は健御名方命である。
明治四十年(1907),字岩野の北野神社(宝永五年〈1708〉創立で,祭神は菅原道真朝臣)と字出口の猿田彦神社(享保三年〈1718〉創立で,祭神は猿田彦命)を合併した。
佐渡潟端諏訪神社境内全貌
社殿の左は能舞台である。
佐渡潟端諏訪神社拝殿正面佐渡潟端諏訪神社本殿部分
佐渡潟端諏訪神社境内の稲荷神社
境内社として稲荷神社(倉稲魂命)が建っている。

佐渡潟端諏訪神社の能舞台
能舞台は新潟県の有形民俗文化財(平成九年指定)である。

(新潟県佐渡市潟端)
2009.3.14


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