春日神社は,妙高高原駅(えちごトキめき鉄道)の北1.5キロメートル,旧妙高高原町の蔵々地区に鎮座する。社地は関川右岸の高台である。
境内まではかなり長い一直線の石段を登る。
伝承によると,かつてはここから300メートルほど南東にあったが,山崩れのため現在地に遷されたという。
祭神は天児屋根命である。
石段を登りつめると石灯籠(征露紀念)と鳥居がある。社殿はなく,鳥居の向こうにさらに灯籠があり,その奥に石祠が建っている。
石祠の側面には「享和二戌九月再建」と刻されている。
祠の中に銅鏡(?)が収められている。
春日神社の石祠から少し離れた場所に薬師如来を祭る堂が建っている。
(新潟県妙高市蔵々)
2008.8.22