神明宮は,旧中蒲原郡村松町の下大蒲原に鎮座する。
周囲はのどかな水田地帯である。
「神社明細帳」(明治十六年)に「中蒲原郡下大蒲原村字庚塚 無格社 神明宮」とある。
豊受大神を祭神とする産土神であるが,創立年月は不詳。
明治四十二年(1909),別の場所に鎮座した白姫神社(菊理姫命),諏訪神社(健御名方命),同境内社の十二社(大山祇命),古峯神社(倭建尊)を合併した。
本殿は部分しか見えないが,保存状態は比較的良好のようである。
拝殿の横に,庚申塔ほか,石祠がいくつか集められている。
(新潟県五泉市下大蒲原)
2008.5.24