新潟県神社探訪

稲荷神社(新発田市稲荷岡〈いなりおか〉)

紫雲寺町稲荷岡の稲荷神社社頭
稲荷神社は,旧紫雲寺町の稲荷岡に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「北蒲原郡稲荷岡新田字真野原 無格社・稲荷神社」とある。
伝承によると,享保年間(1716-35)に紫雲寺潟が干上がり開墾が始まったが,稲荷岡新田を開いた新田団次が自分の宅地内に稲荷神社を建て,のちに伏見稲荷から勧請したのが発祥(元文元年〈1736〉)だという。
祭神は倉稲魂命で,ほかに天照皇大神(配祀)と大山祇命(合殿)を祭る。
明治四十三年(1910)に,関井新田の産土神である諏訪神社(健御名方命,天照皇大神)を合併した。
紫雲寺町稲荷岡の稲荷神社社殿紫雲寺町稲荷岡稲荷神社の拝殿彫刻
入母屋造りの拝殿の各所に彫刻が施されている。
紫雲寺町稲荷岡稲荷神社の本殿
本殿の様式は両流れ造りに近い。

紫雲寺町稲荷岡稲荷神社境内

(新潟県新発田市稲荷岡)
2008.4.5


新発田市(旧 紫雲寺町)神社