新潟県神社探訪

諏訪神社(村上市上鍜冶屋〈かみかじや〉)

村上市上鍜冶屋の諏訪神社遠景
諏訪神社は,JR坂町駅の南東1キロメートルに鎮座する。周囲に人家は無い。
祭神は健南方命であるが,「神社明細帳」の追記によると,明治三十九年(1906)に神明宮(天照皇大御神),石動神社(天目一箇命),大山祇神社(大山祇命)を合併した。いずれも創立時期は不明。
村上市上鍜冶屋の諏訪神社鳥居
村上市上鍜冶屋の諏訪神社社殿村上市上鍜冶屋の諏訪神社社殿内部
村上市上鍜冶屋の諏訪神社境内社
境内に稲荷社と思われる小祠がある。

諏訪神社石仏
境内に石動神社の石塔(左)に並んで小さな石仏がある。旧荒川町の指定文化財(第十一号,平成六年)である。
説明によると,旧米沢街道沿いにあったものを三百五十年以上前にここに合祀したもので,今は「山の神様」として祭られている。南北朝時代の村上系石仏だという。

住所の表記は「上冶屋」である。本来「かじ」は「冶」であり,「鍛」と「鍜」は別字だが,村上市の公式文書(新市の住所表記一覧表)に「鍜冶」とあるので従った。

(新潟県村上市上鍜冶屋193)
2007.8.26


旧荒川町神社