二柱神社は,新善光寺の門前に鎮座する。
もとは鷲宮と称し,天日鷲命を祭っていた。新善光寺はもと津川の西方の丘陵地にあったが,貞治元年(1362)に現在地に移転した。この時,寺の鎮護神として本社を祭ったのが鷲宮の発祥である。
これとは別に,当地がしばしば火災に苦しんだため,明和六年(1769)に遠州秋葉山から勧請した軻遇突智命を町内で祭っていたが,後にこれを鷲宮に合祀し,ために二柱神社と改称した。
屋根の形がどことなく仏堂風である。
新善光寺への参道。山門の左手に二柱神社がある。
(新潟県東蒲原郡阿賀町津川)
2007.8.25