十二神社は,旧大和町の荒金に鎮座する。
「神社明細帳」に「南魚沼郡荒金村字家ノ前 無格社・十二神社」とある。
大山祇命を祭る当地区の鎮守であるが,創立年などの由緒は不明。
もと別の場所にあったが,慶応元年(1865)七月に現在地に遷座したという。
鳥居の奥の境内は運動場のようになっており,一段高いところに社殿が建っている。
この時,拝殿の扉が開いていた。
社殿は「棟梁石川雲蝶」という記録があるという。(石川雲蝶の作品は,栃尾の貴渡神社,秋葉三尺坊奥の院,三条市吉野屋の石動神社などが有名である。)
(新潟県南魚沼市荒金,JR浦佐駅から徒歩50分)
2007.8.4