新潟県神社探訪

神明宮(新発田市大手町〈おおてまち〉)

新発田市大手町の神明宮社頭
稲神明宮は,新発田の大手町に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「北蒲原郡新発田町字下町 村社・神明宮」とある。
「明細帳」によると,創立年月は不詳であるが,慶長(1596-1614)のころ西ケ輪裏通に鎮座し,正保(1644-47)のころ下足軽町に遷され,さらに延享五年(=寛延元年,1748)現在地に遷座したという。
明治五年(1872)に村社格を得た。
祭神は豊受姫命である。
「明細帳」には境内社三社を載せる。琴平神社(大物主命),稲荷神社(倉稲魂命),素莵神社(大己貴命,莵神)である。現在は本社に合祀されているようである。
明治四十二年(1909),別の場所に鎮座した七所神社(倉稲魂命,大物主命,天香語山命,譽田別尊,健御名方命,火結命,市杵島姫命)を合併した。
新発田市大手町の神明宮拝殿正面神明宮社殿
拝殿は昭和五十七年(1982),本殿は同六十三年(1988)に,それぞれ新築したもので,コンクリート製である。

(新潟県新発田市大手町1丁目5-6)
2007.5.4, 2014.4.26

参考:神明宮とは?


旧新発田市(市街)神社