新潟県神社探訪

愛宕神社(愛宕天満宮)(新発田市中央町〈ちゅうおうちょう〉)

新発田市中央町の愛宕天満宮
愛宕神社は,新発田駅(JR羽越本線・白新線)の北西700メートル,商店街から一歩入った場所に鎮座する。
「愛宕天満宮」とも呼ばれ,鳥居の額には「天満宮」とある。
「神社明細帳」(明治十六年)に「北蒲原郡新発田町字地蔵堂町 村社・愛宕神社」とあるように,本来は愛宕神社である。
慶長年間(1596-1615)に,防火のため溝口氏が愛宕勝軍地蔵を安置したと伝える。明治五年(1872)に村社に列せられた。
祭神は火産霊神である。
「明細帳」によると境内社が二社あった。天満宮(菅原道真朝臣)と琴平神社(大物主命)で,さらに再建中の厳島神社(多紀里比女命)も記録されている。
新発田市中央町の愛宕天満宮
境内は狭く,社殿も小さい。
境内社はすべて愛宕神社に合併となったようである(時期不明)。
現在は,かつては境内社であった天満宮のほうが信仰を集めているようである。

(新潟県新発田市中央町3丁目1-15)
2007.5.4, 2018.2.2

参考:愛宕信仰とは?


旧新発田市(市街)神社