新潟市神社探訪

天満社(新潟市西蒲区曽根〈そね〉)

新潟市曽根の天満社
天満社は曽根神社の境内に鎮座し,同神社の「明細帳」に境内社として記録されている。
嘉永五年(1852)の創立で,菅原道真朝臣を祀る。
かつて新保氏が自宅に御堂を建てて祭り,あわせて塾を開いて子弟を教育した。
しだいに塾が盛大になったため,安政六年(1859)に曽根神社境内に天神様の祠を移転し,社殿を建立した。
現在は新保正與公(注)も合祀されている。
新潟市曽根の天満宮の額
「威徳殿」の額が掛かっている。

(注)
新保正與(しんぼまさとも):
曽根出身の教育者。江戸に遊学後,曽根に戻って私塾を経営していたが,明治三年(1870)峰岡藩(旧称は三根山藩。「米百俵」で知られる)に請われて藩校入徳館の教壇についた。明治六年(1873)に曽根小学校の初代校長として赴任した。

(新潟県新潟市西蒲区曽根)
2006.10.28


新潟市西蒲区(旧 西川町〈曽根地区〉)神社