妙見神社は,旧長岡市の南端近い妙見町に鎮座する。社地は,標高120メートルほどの小高い山の頂上である。
境内に建てられている「縁起」(昭和五十九年)によると,天正年間(1573-1591)初期の創立で,祭神は北極星を神格化した妙見大菩薩とされる。いわゆる「妙見信仰」にかかわる神社であろう。鎮座地も妙見町と称し,妙見信仰と符合する。
しかし,山麓には三宅神社という古社が鎮座し,地名の「妙見」は「三宅(みやけ)」が訛ったものとされている。地名が「妙見」となったので妙見神社を勧請したのだろう。
コンクリート製の社殿の前には狐が一対置かれている。
(新潟県長岡市妙見町)
2006.10.14