広小路堀(四番堀)の西端まで来ると,柳並木が消える。道幅が狭くなり,ゆるい上り坂となる。
勝楽寺(真宗大谷派)と真宗寺(同)の間を通る道路は,砂丘を越えて海岸へ至る古道で,古地図に「広小路道」と記されている。
江戸時代にはこの先に火葬場や牢獄があり,街はずれの寂しい場所だったと想像される。
今は新潟市立視聴覚センター,総合教育センターなどの公共施設が並び,ケヤキ並木が緑陰を形成して心地よい。
今ではこの一帯の昔の事情を知る人も少なくなり,マンションなども建っている。
ここをさらに海岸方向に進むと西大畑公園や新潟市美術館が見えて来る。
(新潟県新潟市中央区西大畑町,JR 新潟駅から徒歩40分)
2006.8.23, 2012.2.17