新潟県神社探訪

ほだれ大神(長岡市来伝〈らいでん〉)

長岡市栃尾下来伝のほだれ大神
ほだれ大神は,旧栃尾市の下来伝地区にある。
「神社明細帳」(明治十六年)に「古志郡来伝村字上ノ原 無格社・賽神社」とある。
祭神は八衢彦命と八衢姫命である。
「ほだれ」は「穂垂れ」で,豊作祈願にかかわるという。
長岡市下来伝のほだれ大神の祠ほだれ大神の御神体
毎年三月におこなわれる奇祭「ほだれ祭」(新婚一年未満の若妻が御神体に乗って村内をねり歩く)は有名で,全国から多くの観光客を集めている。
祭りの後は,祠に御神体が祀られている。

長岡市栃尾下来伝のほだれ大神長岡市下来伝のほだれ大神
ご神体の石像や道祖神が集められている。道祖神は男女一対が一般的だが,珍しい三体(夫婦と子?)の道祖神もある。
長岡市栃尾下来伝のほだれ大神下来伝の大杉
祠のかたわらの大杉は,樹高31メートル,幹囲8.3メートルあり,推定樹齢八百年である。

祠前の道路を挟んで反対側には鎮守の諏訪神社が建っている。
また,ここからさらに1.5キロメートルほど南に進むと,受験のご利益のある「合格石」で有名な菅原神社(上来伝)が鎮座する。

(新潟県長岡市来伝1019番地)
2006.6.10, 2008.6.7, 2017.5.3


旧 栃尾市南部(東谷,荷頃,入東谷,西谷,中野俣,半蔵金)神社