秋葉神社は,新津の市街地を見下ろす秋葉公園に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「中蒲原郡田家村字見晴 村社・秋葉神社」とある。
創立年月は不詳(秋葉神社によると宝暦十三年〈1763〉の創立である)。
大己貴命を祭神とする田家の一部の産土神であったが,明治五年(1872)に村社に列せられた。
境内に琴平神社(大物主命)があったが,明治十年(1878)に焼失したため本社に合併された。
また天満宮(菅原道真朝臣)も祀られていたが,これも今は本社に合併されている。
防火の神として周辺へ信仰が拡大し,遠隔地からも講を結成して毎年の祭礼に総代が参拝することがあったという。
石段を登り,さらに平坦な参道をひとしきり進むと社殿に至る。
本殿は拝殿と離れて建っており,さらに500メートルほど登る。
(新潟県新潟市秋葉区新津秋葉3丁目,JR新津駅から徒歩30分)
2006.4.22
→秋葉神社(公式サイト)