新潟市神社探訪

上黒山神社(新潟市北区太田〈おおた〉)

上黒山神社
上黒山神社(かみくろやまじんじゃ)は,JR黒山駅(白新線)の南東300メートル,村新田地区に鎮座する。
石の鳥居が二基あり,額束にはそれぞれ「八幡宮」「神明宮」と記されている。この二社を合併して社号を改めたのであろう。
上黒山地区には八幡神社(元文二年〈1737〉創立で,祭神は譽田別尊),神明神社(延享二年〈1745〉創立で,祭神は天照皇大御神),諏訪神社(延享二年〈1745〉創立で,祭神は健御名方命)が祭られていた。
昭和六年(1931)に諏訪神社が神明神社に合併された。その後,神明神社と八幡神社が合併し(時期は不明),地名を社号としたのであろう。
現在の社地は,八幡神社の鎮座地のようである。
拝殿内の由緒書によると,上記の三社のほかに,八幡神社の境内社であった稲荷社(倉稲魂命)が合祀されている。
上黒山神社拝殿上黒山神社本殿
北蒲原地区でよく見られる「めがね形」のしめ縄である。

上黒山神社本殿境内石祠上黒山神社狛犬

(新潟県新潟市北区太田980)
2006.3.18


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