新潟市神社探訪

金林神社(新潟市北区浦木〈うらぎ〉)

新潟市浦木の金林神社
金林神社(かなばやしじんじゃ)は,JR 豊栄駅の南3キロメートルに鎮座する。
市史によると祭神は五十猛曽命である。
「神社明細帳」に「北蒲原郡浦木村字浦木曽根 無格社・金林神社」とある。
正徳三年(1713)の創立で,旧浦木村の一部の産土神である。祭神は五十猛命である。
小池内広『越後国式内神社考』は,「旦飯野神社」の項で,「山飯野新田の鎮守」として当社に言及している。それによると,土地の者も「かなはやしの明神」というだけでその祭神を知らず,ただ葛塚里の某人が「五十猛功命」と称したという。「明細帳」の当初の記載は「五十猛曽命」とあり,後に「曽」字が抹消されている。
五十猛曽命,五十猛功命は,素戔嗚尊の御子の五十猛命(イソタケル)の別称であろうか。
金林神社拝殿金林神社本殿

金林神社鳥居額束
鳥居の額束には「金林宮」とある。

(新潟県新潟市北区浦木1137)
2005.9.17


旧豊栄市(長浦)神社