にいがた百景2

飛来山浄玄寺(出雲崎町石井町〈いしいちょう〉)

飛来山浄玄寺淨玄寺
浄玄寺(真宗大谷派)は,良寛の妹「みか・みか子」が嫁いだ寺として知られる。
当寺は,親鸞に帰依して弟子となった常陸国の性念によって正安三年(1301)に建立された。 浄玄寺は寛文年間(1661-1672)に出雲崎に移った。
当寺の智現上人(新潟市覚路津出身で浄玄寺の養子となった僧)に嫁いだのが,みか子である。みか子は歌人としても名高く,700首に及ぶ歌を残したという。嘉永五年(1852)没。

境内には,『阿弥陀経』の借用を願う良寛の書簡の石碑がある。
淨玄寺境内の良寛書簡碑
「阿弥陀経 一巻御拝借被 下度 十月十日 浄玄寺様良寛」

(新潟県三島郡出雲崎町大字石井町)
2005.8.6


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