新潟県神社探訪
白山神社の拝殿の裏に少し離れて建つ本殿は,永正十二年(1515)の造立で,能登守護畠山義元の寄進による。三間社流造で向拝を持つ。 覆屋はないが,保存状態が非常によい。 昭和三十三年(1958)に国の重要文化財に指定された。 背後には急峻な山が迫っている。 古雅で美しい造形をかなり近くから見ることができる。 組物や蟇股には室町期の特色があるという。
対岸の弁天岩に鎮座する厳島神社は当社の摂社である。
(新潟県糸魚川市大字能生) 2005.7.23