新潟市神社探訪

那加武良神社(新潟市秋葉区中村〈なかむら〉)

新津・中村の那加武良神社
旧新津市中村の那加武良(なかむら)神社は,信越線古津駅の北東1キロメートルに鎮座する。
元来は諏訪神社で,「神社明細帳」(明治十六年)に「中蒲原郡中村字蓑輪 無格社・諏訪神社」とある。
中村の産土神であるが創立年月は不詳。祭神は健御名方命である。
かつて境内には,本社のほかに,稲荷神社(倉稲魂命),道祖神社(八衢比古神,久那戸神,八衢比賣神),琴平神社(大物主命),北辰神社(天御中主大命)の四社が祭られていた(いずれも由緒不明)。
明治四十年(1907)に,諏訪神社の境内社四社および字澤沢の神明宮(天照皇大神,豊受比賣命)と字沢海の白山神社(伊邪那美尊),それに白山神社境内にあった十二神社(大山祇命)を合併し,社号を那加武良神社に改めた。
那加武良神社拝殿東島の八幡宮拝殿

桜清水
社地に隣接して湧水がある。
弘安元年(1278)に当社を再建するさい土取場から清水が湧き出した。かたわらに桜の大木があったため,いつしか「桜清水」とよばれるようになったという。

(新潟県新潟市秋葉区中村)
2005.6.5


新潟市秋葉区(旧 新津市〈金津地区〉)神社