新潟市神社探訪

稲荷神社(新潟市北区高森〈たかもり〉)

新潟市北区高森の稲荷神社高森の稲荷神社社号標
稲荷神社は,JR(白新線)早通駅の南南西2.5キロメートル,旧豊栄市高森に鎮座する。
鎮座地は小高い丘になっており「薬師山」と呼ばれる。
「神社明細帳」に「北蒲原郡高森村字竹山 無格社・稲荷神社」とある。
伝承によれば,養老元年(717)に山城国の稲荷社から勧請し,竹山の地に祀って鎮守としたのが起源である。
承平七年(937)四月に大地震があり,この地は潟中の孤島となったという。
明治十七年(1884)に村社となった。
祭神は倉稲魂命である。
明治四十二年(1909),境内社の神明宮(豊受大神)と市杵島比賣神社(市杵島比賣命),また字稲荷林の十二神社(大山祇命)を合併した。
稲荷神社社殿稲荷神社拝殿向拝柱木鼻
稲荷神社社殿
拝殿と本殿の屋根を背後から見る。
高森の大ケヤキ
拝殿の横にケヤキの巨木(県指定天然記念物)がある。樹齢は推定1200年。

稲荷神社狛犬

丘の頂上には高森薬師が祭られている。
伝承によると,養老年間(717-723)当社が鎮座する丘に伽藍が建立され,3,000人を超える天台宗の修行僧が居住する霊場として栄えたという。
承平七年の大地震によって壊滅したが,真言宗の大聴法師の喜捨によって復興し,真言宗の霊場として再び繁栄した。
鎌倉期以後は次第に衰微し,室町期にいったん廃墟となった。しかし室町中期〜後期に再興し,戦国期には繁栄を極めたという。

(新潟県新潟市北区高森432,JR早通駅から徒歩40分)
2005.4.29, 2011.8.20


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