神明宮は,小針駅の南南東約1.5キロメートル,西川の南に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「西蒲原郡小新村字居村 無格社・神明宮」とある。
祭神は天照皇大御神で,寛永四年(1627)の創立と伝える。小新村の産土神である。
「大神宮」の額束のある鳥居に始まり,鳥居が三つ,灯籠が三対,それに狛犬が一対,密集して並んでいる。
拝殿に円形の扁額が掛かっている。「熾仁親王書」とあるが,日清戦争時の総参謀長・有栖川宮か。
拝殿の細部には,古い装飾がよく保存されている。
狛犬は台座に「明治三十二年」とある。
(新潟市西区小新1776,JR越後線・小針駅から徒歩20分)
2004.6.27