新潟市神社探訪

上道神社(新潟市東区松園〈まつぞの〉)

上道神社
上道神社は,じゅんさい池公園の西池の南側に鎮座する。
拝殿前に由緒が書かれているが,文意がよくわからないので,そのまま引用しておく。

大形神社境外社上神神社(龍神様)由緒
建立 昭和二十五年七月三十日
祭神 龍霊神
当社は上道神社と称し龍神を奉祀しその昔河渡上道に天保年間大形神社に職をとり別当職源式部なる者在職当時も龍雲みなぎりその都度龍巻なるものをお越し日天間雨を呼事有り人々蛇池とも称しその後神事は幾度と行うも人々から篤い信仰が寄せられ社殿建立前年の昭和二十三、四年頃も度々晴天下の折りにもかかわらずにわかに天かき曇り突風起こし荒波を立て一度にしてじゅんさいの採取舟の転覆も龍神の御加護に依って免れたその人々数多く依って村人思い議りこの上道に龍神を奉祀すべく池の中央南側に御堂を建立し現在に至っております
大切な信仰の建物です壊したりしないでください
大形神社社務所
龍神構中一同

そもそも社号からして,表題で「上神神社(龍神様)由緒」としながら,説明文中には「当社は上道神社と称し」とある。
しばらく「上道神社」としておく。
昭和二十五年(1950)の創立で,祭神は龍霊神とされる。池の龍神を祭った土着の信仰が起源であろう。今は1キロほど離れて鎮座する大形神社(式内社)の境外社の扱いを受けているようである。
上道神社拝殿上道神社
拝殿の背後に本殿が建つほか,観音菩薩と思われる石像もある。

(新潟市東区松園2丁目,新潟交通バス赤道線・じゅんさい池下車徒歩10分)
2004.5.30


新潟市東区(大形地区)神社