新潟市神社探訪

諏訪神社(新潟市西区大野町〈おおのまち〉)

大野町諏訪神社参道入り口
諏訪神社は,大野小学校の西,大野大橋の北詰めに鎮座する。
境内は広く社殿も大きいが,非常に交通量の多い国道の脇にあり,慌ただしく車で通りすぎる人の視線を引くことはない。境内は嘘のように静かである。
「神社明細帳」に「西蒲原郡金巻村字小沼 無格社 諏訪神社」とある。
現在の大野町はかつて金巻村の一部で,当社は大野町地区の産土神であった。
宝暦年間(1751-1764)の創建と伝える。
祭神は健御名方命で,合殿に表筒男命,中筒男命,底筒男命,神功皇后,倉稲魂命,大己貴命,大宮姫命を祀っている。
大野町の諏訪神社正面
大野町の諏訪神社本殿諏訪神社拝殿細部
慶応四年(=明治元年1868)5月に流失し,明治十年(1877)に再建された。
しかしながら同十二年(1879)6月に再び破堤によって流失し,長く再建できなかったという。
昭和三年(1928),村社に列せられた。

大野町の諏訪神社の境内社大野町の琴毘羅神社
境内に聖徳太子(左)と琴毘羅神社(右)を祭っている。

大野町諏訪神社の狛犬
一の鳥居の脇にある狛犬はかなり古い。

(新潟市西区大野町,新潟交通バス大野線・大野仲町停留所下車徒歩7分)
2004.5.5


旧 黒埼町神社