新潟市神社探訪

神明宮旧跡(新潟市江南区和田〈わだ〉)

和田の神明宮
神明宮の旧跡は,和田地区の西のはずれ,和田公民館の横にある。
「神社明細帳」(明治十六年)に「中蒲原郡和田村字下庚 無格社・神明宮」とある。
創立年月は不詳であるが,和田地区の産土神で,祭神は天照大御神である。文政十一年(1828)再建の記録がある。
現在「和田」と称するこの地区は,庚村と下和田村が明治八年(1875)に合併して和田村となった。
当社は旧庚村の産土神であった。
後に下和田の産土神であった諏訪神社と合併し,和田神社となった。
和田の諏訪神社狛犬
合併後,神明宮の狛犬だけが旧地に残されたようである。
神社に関しては,明治以前の二村の信仰がそれぞれ長く維持されたことが知られる。

(新潟市江南区和田1482)
2004.2.25


新潟市江南区(両川地区)神社