西宮社(にしみやしゃ)は,通船川(かつての阿賀野川の流路の跡を整備した川)に南面して鎮座する。鬱蒼としたイチョウの巨木が目を惹く。
「神社明細帳」(明治十六年)に「中蒲原郡津島屋村字新川 無格社・西ノ宮社」とある。
鳥居横の石柱には「西宮神社」,拝殿の額には「西之宮社」とある。
旧津島屋村のうち新川地区の産土神である。創建の時期は不明だが,蛭子(ひるこ,えびす)神を祀るという。エビス神の総本社である兵庫県の西宮神社から分霊したのであろうか。
(新潟市東区津島屋3105 ,新潟交通バス・下山停留所から徒歩10分)
2003.10.16