新潟市神社探訪

開運稲荷神社(新潟市中央区四ツ屋町〈よつやちょう〉)

開運稲荷神社入り口
開運稲荷神社は,日和山海水浴場に近い砂丘に鎮座する。傾斜のある参道を上り詰めた所に社殿がある。
「神社明細帳」によると,慶安二年(1649)に領主の牧野氏が米蔵の鎮護として関屋村に創立した野手稲荷明神が発祥である。
文政四年(1821)学校町に遷した際,白川家より現社号「開運稲荷神社」を受けた。
米蔵の廃止にともない,明治七年(1874)に古町通十一番町の秋葉神社境内に遷し,さらに同十年(1877)現在地へ遷った。
祭神は豊受比売命,大国主命,事代主命である。
明治三十七年(1904)には,雪町鎮座の梨子島稲荷神社(祭神は倉稲魂命)を合併した。
さらに明治三十九年(1906)には,古町通十三番町に鎮座した稲荷神社(明和元年〈1764〉創立で,祭神は倉稲魂命)を合併した。
開運稲荷神社拝殿拝殿内部
開運稲荷神社本殿
拝殿の背後にある本殿は境内からは見ることができず,社地の外の路地から撮影した。神明造りを基調とするように見える。
境内に「日和山住吉神社・本社遥拝所」という看板がある。(→住吉神社

(参考)附近の雅名:翁町,栄町,烏帽子町,寄附町

(新潟市中央区四ツ屋町3,JR 新潟駅より徒歩45分)
2003.9.23

参考:稲荷信仰とは?


新潟市中央区(新潟市街部)神社