新潟市神社探訪

三徳神社(新潟市中央区清五郎〈せいごろう〉)

清五郎三徳神社鳥居
三徳神社は,鳥屋野潟(とやのがた)の南に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十七年)に「中蒲原郡長潟新田字川東 無格社・諏訪社神明社」とある。
創立年月は不明。初め健御名方命と豊受大神を合殿で祀っていた(合併された時期は嘉永七年〈1854〉と伝える)。
明治四十二年(1909)に村内の春日神社(天児屋根命)を合併し,「三徳神社」と改称した。春日神社は,寛永十七年(1640)に加賀の国から移住して来た村民が奉崇したのが発祥とされる。
三徳神社拝殿三徳神社社殿額
現在の社殿は昭和六年に改築されたものが基礎となっている。
社殿の額には「鎮守宮」とある。
清五郎三徳神社本殿

かつてこの周辺は低湿地の芦原であったが,新潟スタジアム(ビッグスワン)の建設などにともなう道路建設,土地改良事業などによってすっかり様変わりした。
当社もその恩恵(?)を被って面目を一新した。
一連の事業で,神社の一部が収容され,そのさい社殿の改築,境内諸施設の新造がおこなわれた。そのため「ピカピカのお宮」という印象である。

(新潟市中央区清五郎242,JR新潟駅より徒歩55分)
2003.8.12


新潟市中央区(石山地区)神社