新潟市神社探訪

諏訪神社(新潟市西区須賀〈すか・すが〉)

新潟市須賀の諏訪神社
諏訪神社(須賀神社)は,旧須賀村の産土神である。坂井東小学校の南,西川が南側に湾曲したあたりが須賀である。
「神社明細帳」(明治十六年)に「西蒲原郡須賀村字前澤 無格社・諏訪神社」とある。
祭神は建御名方命で,鳥居の額束にも「諏訪神社」と書かれているが,鳥居の脇の木の標識には「須賀神社」と書かれている。いくつかの神社を合併したのかもしれないが,詳細は不明。
須賀の諏訪神社拝殿正面
須賀の諏訪神社須賀神社本殿
地域の集会所を兼ねたような拝殿には特徴がないが,背後に建つ小ぶりの本殿は立派なものである。
拝殿との間に石の鳥居があり,祠が二つ建っている。

須賀の諏訪神社・狛犬
新潟市ではあまり見かけない首の長い狛犬は,大正三年(1914)の奉納。
参道に何対か建っている灯籠はいずれも古びている。
須賀神社本殿前の狛犬(吽像)須賀神社本殿前の狛犬(阿像)
拝殿の背後では古風な狛犬が本殿を守っている。

(新潟市西区須賀10-16,JR寺尾駅より徒歩20分)
2003.7.20, 2008.11.15

参考:諏訪信仰とは?


新潟市西区(坂井輪地区)神社