にいがた百景2

入広瀬の雪(魚沼市大白川〈おおしらかわ〉)

入広瀬村の雪
昼間の写真だが,はげしい降雪のため,まるで墨絵の世界である。ここは福島県に抜ける国道だが,冬期はこのあたりが道路の終点となる。ここから先には人家がないので除雪がおこなわれず,道路が消滅する。

個人的見解によれば,越後が「豪雪地帯」と言われるほんとうの理由は,標高が低い場所,つまり気温がそれほど低くなく,しかも大勢の人が生活している町場で大量に雪が降るからである。
たとえば上越線沿線にある昔ながらのスキー場のほとんどは,標高100メートルから,せいぜい500メートルの,ただの「町の裏山」なのである。
このページの写真の撮影地点も標高は300メートル前後である。

(魚沼市大白川)


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