にいがた百景2

国上山の五合庵(燕市国上〈くがみ〉)

五合庵五合庵
旧分水町国上の五合庵は,良寛和尚(1758-1831)ゆかりの地である。
国上山(くがみやま)という313メートルの小山に,国上寺(こくじょうじ)という真言宗の古刹がある。
五合庵は国上寺を少し下った場所にある。
和尚は諸国行脚の後,晩年の二十数年間をこのあたりで暮らした。
現在のものは,大正のはじめに再建されたものだが,木立に囲まれた趣ある茅葺きの小庵である。
59歳までこの五合庵に住んだ和尚は,その後,少し山を下ったところに鎮座する乙子神社境内の草庵に移ったとされる。

国上山
国上山を遠望する。

(新潟県燕市国上)
2005.5.8,2005.5.21


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