にいがた百景2

蕗谷虹児記念館(新発田市中央町〈ちゅうおうちょう〉)

蕗谷虹児記念館
蕗谷虹児記念館(ふきやこうじきねんかん)は,新発田城の表門の南,約400メートルにある。
小さな建物だが,独特の姿が目を惹く。内井昭蔵氏の設計により1987年に竣工した。
瀟洒な記念館は,虹児の直筆原稿や原画に接することができる「抒情空間」となっている。
県立新潟大学の校舎も内井昭蔵氏による。)

蕗谷虹児記念館屋根部分
蕗谷虹児(ふきやこうじ,1898-1979)は,少女雑誌(「少女画報」「令女界」「少女倶楽部」など)の挿画・詩などの作品で一世を風靡した大正ロマンの寵児である。
1950年代には童話絵本の挿し絵なども手掛け,小学館や講談社の本に多くの作品を提供した。

「西堀通り」(部分)

蕗谷虹児の西堀通り
虹児が十三歳の時に没した母(享年二十九,あるいは二十八歳とも)の面影が,虹児の作品の基調となっている。「花嫁人形」がもっとも知られている。(なお童謡の「花嫁人形」も虹児の作詞である。)
最晩年の「西堀通り」(1973年)は,薄幸の母への生涯の思慕が結晶した絶品である。

(新発田市中央町4-11-7,JR 新発田駅から徒歩15分)
2001.3.21, 2008.11.29, 2011.8.27


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