諸国神社めぐり

日枝神社(山形市山寺〈やまでら〉)

山寺の日枝社頭
日枝神社(ひえじんじゃ)は,JR(仙山線)山寺駅の北東300メートル,根本中堂の西隣りに鎮座する。
貞観二年(860)の山寺(宝珠山立石寺)の開山にあたって創建され,釈迦,薬師,阿弥陀の三尊を祀った。山寺全域の守護神である。
はじめ「山王権現」と称したが,明治になって大山咋命を祭神とする神社となり,日枝神社と改称した。
現在の祭神は大山咋命のほか,大己貴命,国常立命,伊弉諾尊,伊弉冉尊である。
山寺日枝拝殿山寺日枝拝殿の額
鳥居から一直線の石段を登ると社殿が建っている。
山寺日枝本殿(遠景)山寺日枝本殿(近景)
拝殿の背後に本殿がある。全貌は見えないが,朱塗りのようである。

山寺日枝御神木
御神木の大銀杏は慈覚大師(円仁)のお手植えと伝えられる。
かつて樹高30メートルに達したが,昭和四十七年(1972),暴風によって折れ,樹高4メートルほどになった。その後しだいに樹勢が回復した。

(山形県山形市山寺)
2015.8.18


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